磯でのルアーフィッシングにおいて、ヒラスズキとマルスズキは特別な存在です。
その力強い引きと、美しいフォルムで魅了される人も多いのではないでしょうか?
この2つの魚には味や調理法にもそれぞれの個性があります。
今回は、ヒラスズキとマルスズキの特徴を探りながら、
それぞれの魚に最適な料理を作り、味わいの違いを徹底比較します。
釣り好きの方も、料理好きの方も、ぜひ最後までお楽しみください!
ヒラスズキとマルスズキの違い
今回、三浦半島で釣れたヒラスズキとマルスズキです。
写真下の銀ピカに輝くのが「ヒラスズキ」、写真上の黄金色に輝くのが「マルスズキ」。
ヒラスズキ
外見:身体が厚く、体高が高い。側線がはっきりしており、力強い印象。
特徴:身が締まり、淡白ながら旨みが濃い。高級魚として知られる。
マルスズキ
外見:体が細長く、全体的に滑らかで光沢のある色。
特徴:脂がのりやすく、柔らかくジューシーな身質。
今回の調理法の提案!
ヒラスズキとマルスズキ。
それぞれの個性を活かすにはどのような調理が最適なのでしょうか?
「生(刺身)」と「焼き」で調理実践してみてました。
食べ比べ調理
まずは、そのままの新鮮さと味を楽しむ「カルパッチョ」です。
写真左はヒラスズキ、右はマルスズキ。
ヒラスズキはキレイな肝付き、マルスズキは脂肪もついていました。
切る
切り身の重量は、120g。
ヒラスズキは、やや締まりがあって断面はしっとり。
マルスズキは、弾力と捌いている時から脂っぽい感じ。
続いては、皮つきのまま切り身にして「焼き」の調理。軽く藻塩を両面に振ります。
焼く
フライパンに米油を引いて、皮目を良く焼く。
ひっくり返して、白身の部分を焼くと
特にマルスズキの方がそり返って、
白身と皮を触ってみると、弾力がとても強く感じました。
焼き上がり
味と調理の結果
ヒラスズキ:サッパリとした味わいで、身はしっとりとしている。
マルスズキ:弾力が強く、旨み・甘み・脂分が高い。
ソースを作る
隠し味にニンニクをアクセントにした「ガーリックポン酢ソース」をご紹介します!
ほどよい酸味と柑橘の香りが、2つのスズキにも相性抜群です。
材料
- ポン酢 大さじ1
- オリーブ油 大さじ3
- ニンニク 1かけら分
作り方は、ニンニクはすりおろして全ての材料を混ぜるだけ!
付け合わせは、クリスマスカラーにピッタリな「ラディッシュとツルムラサキ」を使用しました。
ツルムラサキは、独特のぬめりと香りがあるのが特徴です。
また、栄養価も高い野菜です! ビタミンCやカロチン、鉄分やカルシウムなどバランスよく、そして多く含まれています。
ほうれん草と比較すると、カルシウムは約3倍、ビタミンCも同じくらい含まれていると言われています。
ちなみに野菜はお気に入りの農家さんが作った無農薬野菜です!
肝や脂肪も一緒に焼いて、盛り付けました!
ヒラスズキ&マルスズキのカルパッチョ
ヒラスズキ&マルスズキのソテー ガーリックポン酢ソース
まとめと感想
ヒラスズキとマルスズキ、それぞれの魅力を存分に味わうことができた今回の料理。
ヒラスズキは、その締まった身と繊細な旨みが印象的で、
シンプルな調理法で真価を発揮。
一方、マルスズキは脂の乗ったジューシーさが特徴で、
リッチな味付けや調理にも良く合いました。
どちらも異なる魅力を持ちながら、食卓に彩りを添える特別な魚ですね。
※今回のヒラスズキとマルスズキの比較は、あくまで三浦半島で同じ時期、同じ場所で釣れた個体の比較です。釣れた時期や場所等によって個体差はありますのでご了承ください。
とっちのオススメキッチン道具
◾️かけぽん
たっぷりかけても美味しい!マイルドな味わいのぽん酢しょうゆ。
◾️フィスラー フライパン
IHも対応できます!
まもなくクリスマス🎄
クリスマスシーズンは、大切な人と食卓を囲む特別なひととき。
ヒラスズキとマルスズキ、それぞれの個性を活かした料理は、
そんな時間を華やかに演出してくれます。
もちろん今回の料理は他の白身魚でも代用できます。
釣りや料理を通じて得たこの贅沢な味わいを楽しみながら、
心温まるひとときをお過ごしください。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました!
クリスマスレシピは、こちらでもご紹介しています。
コメント