激渋の三浦半島で尺メバル&尺カサゴ!

年も明けまして、2024年1月。

1月と言えば、産卵期となり、毎年苦戦する時期でもあります。

今回は、そんな激渋の三浦半島での1月釣行記まとめ。

前半はマルスズキ狙い、後半はメバル狙いでの釣行。

前半のシーバス興味ない方は、目次からすっ飛ばしてください!

新年早々の闇磯、マルスズキを釣りたい。

1月初旬。

2024年最初の釣行は、お馴染みのS氏とマルスズキ狙い。

三浦半島の闇磯で釣れるイソマルを釣りたいという衝動にかられている。

なぜマルスズキこだわるのか…?

それは、この時期のマルスズキは美味しいのはもちろん、

ヒラスズキは液胞子虫という寄生虫に侵されていることが多いから。

今まであまり触れてきていませんでしたが、ヒラスズキはどうしても

この寄生虫に侵されている個体が多いのです。

ただこれは、自然ならではなので仕方のないことではあります。

粘液胞子虫は加熱すれば問題いないみたいですが、

キャッチ&イート派の我々にとっては少し遠慮したく…

ちなみに粘液胞子虫とは、こちらです。

赤丸内に黄色っぽいポツポツが見えると思いますが、これが粘液胞子虫。

この粘液胞子虫の食中毒については、静岡市のホームページに詳しい情報が載っています。

加熱もしくは冷凍によって予防できるとのことですが、

特にお腹の弱い方は控えたほうが良いようにに思います。

筆者であるとっちは加熱によって食しており、今の所問題はないですが、

あくまで自己責任でご判断ください。

※生で食べると食中毒の危険があるのでやめましょう。実際、敢えて生食をしてみたところ、やっぱりお腹を壊しました。

この粘液胞子虫、クドア・イワタイという名前のようですが、

どうしても食欲が失せてしまうのは否めないですよね。

もちろんマルスズキに寄生されてることもありますが、

どちらかといえばヒラスズキに多いです。

三浦半島のヒラスズキですと、感覚的に50~60%ぐらいの確率で寄生されています。

ちなみにマルスズキだと20%ぐらい。

あくまでこれまで釣り上げた中での感覚ですが、概ねそんな感じです。

このブログを読んで頂いている方の中にも、

ヒラスズキを捌いたことがある人は、お目にかかったことがあるのではないでしょうか。

ただ、命を頂くなら何の心配もなく、そして無駄なく美味しく食べ尽くしたい。

ということで、最初から寄生されていることが少ないマルスズキを釣ろう!

という結論に至った訳です。

闇磯でヒラスズキを避けてマルスズキを狙うというのは…結構難しい。

というより、両方が生息している闇磯で釣り分けるのはほぼ不可能。

特にヒラスズキが年々増えているような気がする三浦半島では至難の業ですが、

エリア、狙うポイント、ルアー等を考えながらチャレンジしてみます!

ベイトはナミノハナ。流れのあるワンドのポイントでヒット

寄生虫のお話で前置きが長くなりましたが、いよいよ釣行記です。

この日はマルスズキ狙いということで、

まずはエリアを東京湾側で限定してみることに。

マルスズキと言えば東京湾という単純な判断。

今までメバルの実績しか無い闇磯へ。

メバル狙いでは磯に沿ってスリットやワンドの内側を狙うポイントでしたが、

この日はマルスズキ狙いということもあり、外洋側をメインに探ります。

それなりに波っ気もあり、イソマルが回遊していても良さそうな雰囲気。

序盤、沖のシモリ付近をキャストしていると、早速ベイトフィッシュをキャッチ。

ナミノハナ。これは期待大。

このベイトを追ってイソマルも入ってきているはず。

表層で掛かったので、シンペンをメインにベイトが掛かったシモリ付近を探っていきます。

が…アタリは無い。

シモリ付近を含め、広範囲に探ってみますが、反応なし。

流れもあり、ベイトフィッシュもいる。

けど、フィッシュイーターはいない…?

ルアーのチョイスが間違っているのか、

そろそろ変えてみようと考えていた時、なんとなく辺りを見渡していると、

同行者のS氏のライトが点滅している!!(点滅は魚がかかった時の合図!)

お!!やっぱりいたか!!!

急いでS氏の元へ向かいます!

S氏のロッドがしなり、ドラグもすごい勢いで出ている。

強い引き。パワーあるな。

これはもしや…本命か。

やりとりを続け、タモ入れすると…

ヒラスズキ。(笑)

東京湾側でもヒラスズキ。ヒットルアーはシュガーミノー。

さすがS氏。一足先にミノーに変えて結果を出しました。お見事です。

マルでは無かったものの、60センチぐらいの白銀のヒラ。

ただ少し気になることが…

ベイトフィッシュは表層でウヨウヨしているのに、レンジを落としてヒット。

シュガーミノーなら50センチぐらいは潜るはず。

なぜだ!!??

答えはやっぱりミノーだった

ちょっと性格がひねくれている筆者のとっちは、敢えてシンペンのまま続投することに。

この一帯にスズキが入ってきていることは分かった。

ベイトは海面をウヨウヨしている。

S氏のミノーはたまたまタイミングが良かったのではないだろうか…

きっとシンペンでも釣れるはず。

マニックやS.P.M.を続投し、広範囲、そしてより遠投して探っていく。

が…全くアタリが無い。

かれこれ20分程が経過。なんだ、魚、居なくなったのか…

ここまでやったらもう良いだろうと、帰り間際、ミノーにチェンジ。

隣にいるS氏にも、諦めてミノーに変えます宣言。

そして、前回も実績を残したダイワの新商品、「ドクターミノーカスタム」をチョイス。

そして、一投目。

一投目です。

着水し、ラインスラッグを取ってゆっくりとリトリーブ開始。

グググググッ!!!!!

!!!????

明確なアタリ!!!

マジか~!!!(笑)

ギュンギュンギュンギュン!!!

ジリジリとドラグが滑りだす強烈な引き!

やっぱりミノーなの!!!???

それはともかく、今度こそマルスズキ!!!

なかなかのトルクの強さ。そして体力。

これは

いなしていなされて、体力を奪って浮いてきたところで

S氏の協力でネットイン!!

やっぱりヒラスズキでした。

だめだ、ここにマルはいない!!少なくとも今日は!(笑)

散々シンペンをキャストしていたポイントで、ミノーに変えて一投目。

こういうことがあるから、釣りって面白いですよね。

ベイトフィッシュが海面にいたとしても、

レンジを落とした方が反応が良い日もあるということ。

これ以上釣り上げても食べきれないのでこれにて終了。

ダイワ新商品のドクターミノーカスタム、釣れますね~。

余談

そんなにマルスズキに拘るなら、磯ではなく、

最初から湾岸エリアや川で釣れば良いのではという意見があります!!

分かってます。

ただ違うんです!!!

三浦半島の磯で釣る白銀のマルスズキに価値があるのです!!(笑)

メバル狙いで新規開拓

さて、次はメバル狙いの釣行です。この日もS氏と同行。

新規開拓デーということで、今まで探ったことのないエリアを中心に開拓していくことに。

この日は強めの北風が吹いていたので、風を背負えるポイントを中心に探っていきます。

新場所なのでまずは居そうなポイントをひたすら探っていきますが、

かれこれ2時間ぐらい、反応なし。

でも新場所ってなんだか、ワクワクしますね。釣れなくても楽しいです。

途中、S氏に魚がヒットするも、エラ洗いのフックアウト。

感覚的には40センチぐらいのセイゴだったとのこと。

メバル…どこにいった。

今シーズンはメバルの釣果が少ない…

磯伝いにスリット、そして沖のシモリに向かってキャストしていましたが、

あまりにも反応が無いので落ち着いたワンドで探ってみることに。

ウェーディングして、穏やかなワンドの中心に向かってキャスト。

ビートイート、しらすJ、漣と、ルアーローテーションしていくも、反応なし。

ただただ、、この穏やかなポイントでの釣りも、本当に楽しい。

オーバーホールに出した22イグジストが、

釣行を重ねるごとに巻き心地がヌメヌメになってきてもう最高です。

この時はもはや釣れなくても良いといった感じ。

しばらくして、もうダメかな~と諦めムードになった頃、

なんとなく最近絶好調のドクターミノーをチョイス。

キャストし、5秒ほどカウントしてからスローリトリーブ…

ググッ!!!

きたっ!!!

ひったくるような当たりというよりは、突かれたような感触。

ただ、重い!!結構引く!!!

根に潜られそうになりながらも、何とかいなして浮かせることに成功。

ライトを照らしてみると…

バシャーン!!

豪快なエラ洗い!!!

これは大きめのメバルか!!??

本命、メバル。しかも、尺。

そして金。(分類で言うと赤)

ワンドの雰囲気的に20センチ前後をイメージしていましたが、まさかの尺メバル。

2024年初のメバル。しかも金。良いことありそうです。

それにしてもドクターミノーカスタム、釣れますね。

このルアーの泳ぎはまさに、ライトを照らした時ににクネクネと動き回っているベイトフィッシュ。

ダイワのジョイント系ルアーは、しらすJも含めて本当によく釣れます。

メバルのコンディションは、ちょうどアフターで産卵を終えたてといった感じでした。

持ち帰るか…

非常に悩んで悩んで悩みましたが、

2024年初メバルでしかも金、味も気になってしまい、

産卵も終えていたということで今回は美味しく頂くことにしました。

家に帰り、改めて黄金であったことが分かります。

美しいですね。

金メバルらしい料理で、味の感想を含め後日、料理記事をアップしたいと思います。

↓↓↓

月夜の磯で尺カサゴ

そして尺メバルが釣れた翌週、今度は新ポイントではなく、尺メバルの実績があるポイントでの釣行。

他エリアでも産卵を終えているのか、確認の釣行です。

ただ、この日、月夜でものすごく明るい。もはや闇磯ではない。

月夜で、そして凪。

三浦半島の透き通った磯は、夜なのに3、4メートル以上ある海底が透けて見えます。

こんな日は、微かにできているシェードやレンジを落として底付近を探ってみる。

が…

全く反応なし。

やはり1月のメバル釣行はそんなに甘くありません。

ひたすらランガンし、目ぼしいポイントを打っていくも、反応なし。

今回はボウズか…

ここで、潮が引いたのでウェーディングしてこれまで探っていなかった沖の磯に渡ることに。

磯に渡ると、足元付近でホンダワラ等の海藻が良い感じに育ってきている。

表層では反応が無いので、

足元付近の海藻の下、影になっている所を探ってみる。

選んだルアーはDUOのリュウキ50S。

少し沖にキャストし、磯に沿ってホンダワラの下をゆっくりとリトリーブ…

すると、

ちょうど回収間際の足元付近で、

ガツンッ!!!っとヒット!!!!

この感触、この引きは本命尺メバルか!!??

足元付近でヒットしたので、根に潜られそうになりながらも、

この時のロッドは9フィート。

ロングレングスを活かして潜られないように強引に引きずり出します。

途中、ラインが擦れた感触がありましたが、何とか浮かせることに成功。

ライトを照らしてみてみると、なんと尺カサゴ

三浦半島にこんなサイズのカサゴがいたのか!

驚きと感動。

おそらく海藻の下の底付近に居たのでしょう。

中層を泳いでいるミノーにアタックしてきました。

何度か経験したことがあるのですが、月夜の釣行、カサゴ釣れますね。

キャッチ&イート派の筆者とっちは、実は食すのはカサゴが一番好き。

月夜の釣行は、敢えてカサゴ狙いという選択もアリかもしれませんね。

使用タックル

・ロッド:月下美人 EX AGS 76MLS-T・E(廃盤、シーバス、メバル)

・ロッド:ヤマガブランクス ブルーカレント 91(廃盤、カサゴ)

・リール:ダイワ 22 イグジスト LT2500S

ライン

・よつあみ リアルデシテックス 0.5号

・プレミアムマックス ショックリーダー 1.75号

ヒットルアー

☆ヒラスズキ1匹目☆

☆ヒラスズキ&尺メバル☆

☆尺カサゴ☆

その他便利アイテム

ゴロタや磯での釣りは、リーダーが擦れやすく、結び直しが必要になります。

第一精工のノットアシストがあると、

釣行中も比較的簡単にFGノットを組むことができます。

最後までお読みいただきありがとうございます。

以上、1月の釣行記まとめでした。

まだまだ渋い中の三浦半島ですが、数は出ないものの、何とか釣果を出しています。

釣りは釣れなくても楽しいし、一回の釣行で1匹釣れれば万々歳!

2月、3月と、魚の活性が上がっていくのが待ち遠しいですね!!

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