メバルのアクアパッツァ

アクアパッツァ。イタリア料理では人気メニューの一品で馴染みのある料理名ですが、

この「アクアパッツァ」とは、どんな意味なのでしょうか?

とっち
とっち

イタリア語では「acqua pazza」

「acqua」は、水。

「pazza」は、狂う、異常、クレイジー。

そのまま直訳すると…………狂った水!!になります。

ご存知の方も多いと思いますが、

イタリア料理界の巨匠といわれる日高良実シェフは、若かりし頃イタリアの北から南まで修行し、

その修行中、南イタリアの地元漁師があげたとれたての魚介を、

熱したオリーブ油に海水を入れてバチバチと狂ったように炒め煮るだけ

アクアパッツァに出会い、

そのあまりの美味しさに感動し、これが自分の探していた料理だ!と確信したそうです。

そのシンボル「アクアパッツァ」が、シェフの店名にもなっていることは有名なお話です。

もともとは海水で煮ていたというアクアパッツァは、

塩とオリーブ油のみのシンプルな味つけで、

たっぷりの水で煮るのがポイントなんですね。

それでは、今回の釣りたてcook!ngでは、

最小限の材料で三浦で釣れたメバルのうまみを最大限に引き出す、

本場イタリアの風を感じる味わいの「アクアパッツァ」に挑戦してみます。

材料

  • メバル   一匹
  • オリーブ油   70ml〜80ml 
  • あさり   150g
  • プチトマト   10個
  • パセリ   5g
  • 藻塩   適宜

作り方

1.メバルの鱗と内臓を取り流水でよく洗う。

とっち
とっち

魚の下処理のポイントです

内臓を取り出した後はヒレや尻尾の部分も、よく洗いましょう。意外と表面はヌメリがあり、血合いや汚れが残らないようによーく洗います

氷水でメバルを冷やしてあげると、生臭さも少なくなり身が引き締まるのでオススメです♪

ペーパータオルで水気を拭き取り、腹の部分と背上の部分に包丁で切れ目を入れ、全体に藻塩を適宜振ります。

切れ目を入れると火が通りやすくなり、塩身もしっかりとつきます。

とっち
とっち

胸ビレの軟条数えると15本。アカメバルです

2.フライパンにオリーブ油を15g入れ熱し、表になる面を下にしてメバルを弱火で焼く。

途中メバルを傾け、背や腹の部分もしっかりと焼きます!

こんがりとした焼き色がついたら上下を返し、裏面も同様に焼きます。

3.②に水をヒタヒタに加え、強火で煮立たせる。

煮汁が少なくなくなってきたら、水を適宜足してヒタヒタ量を保ちます。

強火で煮ると、身がふっくらと仕上がります。

「おいしくなーれ、おいしくなーれ。」と、気持ちを込めてかけましょう。

4.メバルに火が通ったらあさりを加え、引き続き煮汁をかける。半分に切ったプチトマトを加えサッと混ぜる。

5.④にオリーブ油を加え、煮汁と共にメバルに回しかける

とっち
とっち

エキストラバージンオリーブオイルは、香りづけ程度の少量ではなく、たっぷりと入れるんです

6.煮汁が乳化して白っぽくなったら、みじん切りのパセリを加えサッと混ぜ火を止める。

とっち
とっち

乾杯

メバルのアクアパッツァには、白ワインがピッタリ

テーブルコーディネートにはWEDGWOODのお皿を使用しています。

白いお皿は、料理がより美味しそうに引き立つ万能な色です!

メバルのうまみがたっぷりと引き出された煮汁に、パスタを入れてスープパスタにするのも美味しいですよ。

美味しさ、楽しさ2倍の味わいです。

使用キッチン道具

・ル・クルーゼ キャセロール

丸ごと一匹魚を調理できて〆のパスタ料理まで作れるので万能です。

とっちの美味しいレビュー 

cook!ngおもてなし度 ★★★★★

丸ごと一匹メバルを味わうことができる

家庭にある材料や調味料で、本場イタリア料理を満喫

シンプルな時短料理

パーティーやおもてなし料理にピッタリ🍾

メバルを丸ごと一匹使ったアクアパッツァ。

見た目にも華やかで豪華ですよね。

今回も釣りたてcook!ngにお越しいただき、ありがとうございました。

メバルのレシピはこちらでもご紹介しています。

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