マルスズキで楽しむ和洋折衷の贅沢3品!昆布締め・南蛮漬け・お雑煮

2025年のファーストフィッシュはマルスズキでした!!

マルスズキは、淡白で上品な味わいが特徴の魚です。

そのままでも美味しいですが、一手間加えるだけでさらに魅力的な料理に仕上がります。

今回は、和の伝統を感じる「昆布締め」

洋風の爽やかな「南蛮漬け」

そして心温まる「お雑煮」の3つのレシピをご紹介します。

おもてなしや特別な日の食卓にぴったりの一品ばかりです!

昆布締め

昆布締めは、魚の切り身を昆布で挟んで熟成させる日本料理の技法です。

昆布の旨味が魚に移り、奥深い風味としっとりした食感が楽しめます。

特徴

旨味の向上:昆布に含まれるグルタミン酸が魚のタンパク質と結びつき、旨味が増します。

水分調整:昆布が余分な水分を吸収し、身が引き締まって食感が良くなります。

日持ち:適切に保存すれば冷蔵で数日楽しめるため、作り置きにも便利です。

魚介類の保存のために発達した昆布締めですが、

冷凍技術が進化した現代ではむしろ「おいしくなる」で評価されています。

今回は、冷蔵庫で一晩寝かせました。

マルスズキの水分を、昆布の素材が余分な水分を吸収することで身が引き締まって

更に歯応えも出て美味しかったです!

醤油もつけなくても、マルスズキ本来の味わいを楽しめて減塩効果にも繋がります。

まずは「マルスズキの昆布締め」をご紹介いたします。

材料

• マルスズキ   100g

• 昆布:適量 ※今回は日高昆布を使用しました

• 酢又は酒:少量 

・薬味類 柚子・芽ねぎ・みょうが・エディブルフラワーなど

マルスズキの昆布締めの作り方

1. 昆布の準備

昆布をお酢を染み込ませた布巾で軽く拭き、表面の汚れを取る。

とっち
とっち

風味を損なわないように水洗いは避けましょう!

2. 魚の準備

マルスズキの皮を取り、切り身にする。

3. 締める

切り身を昆布で挟み、ラップでしっかり包みます。そのまま冷蔵庫で一晩寝かせる。

4. 仕上げ

昆布から取り出して薄切りにし、盛り付ける。

柚子の果汁を絞ると香り豊かになるます。

薬味類は、たっぷりがオススメです。

とっちの美味しいポイント

• 昆布は日高昆布や利尻昆布など、旨味が強い種類を選ぶとより風味豊かに仕上がります。

• 締める時間は短時間1時間から3時間でも美味しく、長めにするとより深い味わいが楽しめます。

南蛮漬け

南蛮漬けは、魚をから揚げにして唐辛子といっしょに三杯酢に漬けたものです。

ちなみに三杯酢は、酢・醤油・みりんを同量に合わせたものです。

江戸時代、長崎に渡来したスペインやポルトガルの人たちを南蛮人と呼び、

その人たちとの交流の中で、油を使う調理法を学びました。

歴史ある料理ですねー。

ちなみに食酢は、どんなものでもOKです。

米酢、穀物酢、黒酢、りんご酢、ワインビネガーなど、好きなお酢を使いましょう。

料理における酢の5つの効果

・酸味をつけてサッパリとさせる。

・殺菌・防腐。調味料の中で最も殺菌力が強いです。

・柔らかくする。酢にはカルシウムを溶かす作用があり、魚の煮物に酢を入れれば小骨が柔らかく食べやすくなります。

・臭みをとる。魚の臭みの元であるトリメチルアミンに作用して、臭みをとってくれます。

・色を保つ、引き出す。

 

お酢情報はこちらの記事にも掲載しております。


新たな年のスタートにシャキッと美味しく、そして保存可能な

「マルスズキの南蛮漬け」をご紹介します。

材料

  • マルスズキ   100g
  • 藻塩、白胡椒   少々
  • 片栗粉   適宜
  • 揚げ油   適宜 ※米油を使用

<南蛮酢>

  • りんご酢   100ml
  • 醤油   50ml
  • みりん   50ml
  • なす   1本
  • ピーマン   1個
  • 赤玉ねぎ   1/2 個

マルスズキの南蛮漬けの作り方

1.下準備

マルスズキを切り身にし、藻塩・白胡椒を軽く振り10分ほど置いて水気をキッチンペーパーで拭き取る。

今回は立派な卵も一緒に使用しました!

2. 南蛮酢を作る

小鍋に酢・醤油・みりんを入れて弱火で加熱し、冷ましておく。赤玉ねぎは、薄くスライスし南蛮酢に漬ける。

とっち
とっち

りんご酢の特徴はフルーティーな香りです。

3.野菜を準備する

なす・ピーマンは2mm幅の輪切りにする。

4.魚を揚げる

マルスズキに片栗粉をまんべんなくまぶす。マルスズキの卵も同様に。

揚げ油(温度180℃)に熱した油で、魚をカラッと約3〜4分揚げる。

下処理したなす・ピーマンは、素揚げをする。

5.漬け込む

バットや皿に揚げた魚を並べ、その上に野菜類をのせる。

赤玉ねぎ入り南蛮酢を上からかけ、全体が浸るようになじませる。

とっちの美味しいポイント

冷やしてもおいしく、翌日味がさらに染み込んで美味しくいただけます。

一緒にキリッと冷やした白ワインを合わせてお召し上がりください。


最後にご紹介するレシピは、

一番シンプルながら絶品の美味しさが味わえる「マルスズキのお雑煮」です!

釣理レシピでは、色々な魚種を使用したあら汁をご紹介することが多いのですが。

今回のマルスズキは白身の部分はもちろん、

骨・皮・しっぽの先まで絶品のお出汁が取れました!!

魚のあらの効能

身体に必要なうれしい栄養素が豊富に含まれています!

カルシウム・マグネシウム。爪や骨を作る働き。

鉄分。貧血予防に!

あら汁には魚や野菜の旨味、

野菜は根菜類の大根・生姜を入れて作るので、栄養価も高く身体の芯から温まります。

魚のタンパク質素材は、食事で生み出せる熱量も高く冷え予防にも強い味方です!

冬の季節には、理に適ったお料理です。

そして、今回はつきたての美味しいお餅も入れてお雑煮にしました!

おもちのメインの栄養素は、体を動かすためのエネルギー源となる炭水化物です。

海と山の自然の恵みに感謝して、今年1年の縁起と健康を祈願した料理となりました。

材料

  • マルスズキの骨・しっぽのアラ   適宜
  • 水    適宜
  • 昆布   5cm✖️5cm
  • 生姜   ひとかけら
  • つゆの素   大さじ1
  • 薬味類   柚子・白髪葱など

マルスズキのお雑煮の作り方

1.魚のあらの下処理

魚のあらは流水でしっかり洗い、血や内臓の残りをきれいに取り除く。

鍋に湯を沸かし、あらをさっと熱湯にくぐらせて湯引きする。

表面の臭みや汚れを取り除けます。湯引きしたら冷水に入れて洗う。

とっち
とっち

特に血合いは臭みの原因になるので注意!

2.汁を作る

鍋に水・昆布・薄切りの生姜を入れ、魚のあらとつゆの素を加えて中火にかけます。

アクが出てきたら丁寧に取り除く。これをしっかり行うと仕上がりが澄んだ味わいになります!

3.餅を加える

餅を切り、汁の中に入れて約10分弱火で煮る。

4.仕上げ

お椀に盛り付け、白髪葱や柚子を散らして完成です!

とっちの美味しいポイント

• 魚のあらは新鮮なものを選び、しっかり下処理をすることで臭みを防げます。

• つゆの素を入れた後は煮立たせないように注意してください。風味が飛んでしまう原因になります。

• 季節の野菜や豆腐を加えてアレンジしても美味しいです。

魚の旨味が詰まった一杯をぜひ楽しんでください!

とっちのオススメキッチン道具

・日高昆布 昆布締めに、お出汁に大活躍のストック品!

・りんご酢 フルーティーな香りが魅力的な味わい


・柳宗理 片手鍋 シンプルなデザインで万能鍋!

いかがでしたか?マルスズキを使った和洋折衷の3品、昆布締め・南蛮漬け・お雑煮。

それぞれのレシピが持つ個性豊かな味わいで、日々の食卓が少し特別なものになるはずです。

旬の魚を丁寧に調理することで、その魅力を最大限に引き出せます。

ぜひご自宅でも試してみてください!

皆さんのキッチンに、心温まる美味しさと新しい発見が2025年も届きますように。

また次回のレシピでお会いしましょう。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

マルスズキとヒラスズキを比較したレシピはコチラでご紹介しています!

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