クロダイの本格的シーズンになりました♪
釣れたてcook!ngのクロダイメニューの課題は、
「クロダイがもつ独特な香りを美味しく食べる提案」です(笑)
個体によっては少し磯臭いものもいる・・・。
クセのあるクロダイだと、香りが気になってしまって・・・。
久しぶりに釣れた今回のクロダイはいかがでしょうか??
ヒレの色はクロダイの特徴である黒色で、鱗もグレーに輝いています!
内臓の部分も比較的キレイで、特有の磯臭さがありません。
透明感のある白身は見た目もキレイ♪( ´▽`)
身もふっくらしていて、脂ものってそう。
鮮度が良い状態ですから、今回は「湯引き」にしてcook!ngを楽しみましょう。
湯引きとは?
魚の身を熱湯にサッとくぐらせたり、上から熱湯をかけたりして表面を加熱することです!
熱を通したあとは冷水に取ってギュッと冷まし身を引き締めます。
白身の部分はもっちりとして、皮目の部分は食べやすくなりますよ。
サスティナブルな食べ方
もちろん、頭・骨・尻尾も無駄にはしません!
脂がのったクロダイですから、旨みを抽出して「クロダイのだし」をとりました。
クロダイのだしは、葛粉でトロミをつけ粗熱をとり冷蔵庫で冷やしておきましょう。
ひと手間をかけましたが、これも丸ごと一匹クロダイを食べられる醍醐味です。
自然の恵みに感謝して、無駄なく食べます。
材料
- クロダイ 250g
<クロダイのだしあん>
- クロダイの頭・骨・尻尾など 適宜
- 水 2カップ
- 料理酒 大さじ2
- 藻塩 小さじ1
- 醤油 少々
- 水溶き葛粉(なければ片栗粉で代用もOK) 大さじ1
- みょうが 1個
- 大葉 3枚
- 万能葱 5g
- 生姜 10g
- 梅干し 5g
作り方
1.切り身にしたクロダイの白身の部分を下にして、皮目に熱湯をかける。
まな板を斜めにして、熱々の湯をサーっとかけます!
熱湯をかけると一瞬にして、身が内側にササッと寄ってきます。
写真は、氷水で冷やして粗熱をとった後の状態です。ツヤっとしてキレイですよね!
バットに移して、冷蔵庫で冷やしておきましょう。
2.クロダイのだしをとる。
中火でことこと5分煮ます!アクは取りましょうね。
煮る時のポイントは、グラグラではなくことこと。
強火🔥で煮すぎると、煮汁が濁ってしまい味も雑味が出てしまいます。
煮上がってから濾すと、キレイな黄金色のクロダイのだしがとれます。
今回のできあがり量は約1カップでした。
鍋に戻して、料理酒・藻塩・醤油を入れて一煮立ちさせ最後に水溶きの葛粉でトロミをつけます。
葛粉を使うポイント
原料の葛根は葛の周皮を除いた根のことで、発汗、解熱、鎮痙剤として使われる生薬です。
漢方薬「葛根湯」の成分としても馴染みが深いですね!
料理では「葛餅」「葛湯」などお菓子のイメージがあります。
健康にも良いですし、料理で食べれば一石二鳥の万能な調味料です♪
体温を上げて免疫力をアップさせるためにも、
血行を促進させる作用のある葛粉を積極的に食事に取り入れたいですね。
3.薬味の野菜を切る。
香りの高い野菜がオススメです♪
タンパクなクロダイと相性が良い野菜は、みょうが・大葉・万能葱・生姜です!
なるべく細い千切りや、細かい小口切りに切ると風味豊かな香りが楽しめます。
生姜はできれば生の生姜の方が、穏やかな辛味がアクセントになります。
4.盛り付けはクロダイが大海原を泳いでいるような演出を♪
まもなく完成です!氷を用意してください。
冷やしておいたクロダイを薄切りにします。血合いの部分が鮮やかですね♪
皿に氷を敷いて、薄切りにしたクロダイをのせてだしをかけます。
クロダイの上に薬味類と、ペースト状にした梅干しを飾れば完成です!
見た目も、とっても涼しげです。
とっちの美味しいレビュー
湯引きをすることでクロダイの白身の弾力と甘みがアップ!
クロダイのうまみたっぷりのだしと、香味野菜が抜群に良いですよ(^○^)
そして全く臭みもありませんでした!!
cook!ngおもてなし度 ★★★★★
シンプルな調理方法で、素材の美味しさを満喫♪
盛り付けのひと工夫で季節を演出
クロダイが釣れると個体によって個性があるので、調理方法を考えるのがとっても楽しみです(笑)
今回はクセが全くないクロダイ君でしたー。
次回もお楽しみに、最後までお読みいただきありがとうございました。
丸ごと豪快に味わえ10分で炊き上がる、クロダイメニューはこちらでもご紹介しております。
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