少々不気味であまり食欲の沸かないウツボ…
ウツボは食べられるのか??と、疑問に思う人もいると思います。
経験のある方もいるかもしれませんが、釣れた魚の内臓を海で処理していると、
血の匂いに誘われてウツボがやってくることがあります。
そんなウツボ、実はウナギの仲間でとっても美味しいのです♪。
今回はこの「海のギャング」と呼ばれるウツボを豪快に焼いて、たっぷり香味野菜をのせました。
柑橘の直七とポン酢で良く混ぜていただきます。
cook!ngお手軽度:★★☆☆☆
材料
- ウツボ 250g
- 直七(レモン・ゆずでも可能) 70g
- 三つ葉 10g
- 大葉 5枚
- みょうが 1個分
- 万能葱 5g
- ニンニク 3g
- ポン酢(市販品で可能) 60g
- 七味唐辛子 少々
作り方
- ウツボを塩(分量外)で塩もみをしてぬめりを取る。
- 肛門のところで切って上半身と下半身に分ける。
- 頭付近に包丁を入れて、そのまま下まで浅く切っていき、少しずつ深く包丁を入れていく。
- 中骨の上側をなぞるように切っていく。
- 頭に切り込みを入れて開き、内臓を取る。
- 腹部をキレイに洗う。
- 両側から中骨に切れ込みを入れたら、刃を中骨の下に滑り込ませて中骨を取り除く。
- ヒレを切り落とし、小骨を取る。
- ⑧の水気を切り、魚グリルで約8分焼く。
- ⑨が焼き上がったら、熱いうちに直七(50g)を絞り食べやすい大きさに切る。残りの直七(20g)は薄く切る。
- 三つ葉は2cm長さに切る。大葉は千切り・みょうが・万能葱は小口切り・ニンニクは薄く切る。
- ⑩を皿に盛り、11の香味野菜類をのせ、ポン酢をかける。最後に七味唐辛子を振る。
釣り吉とっちの調理メモ
海のギャングとまな板の上で格闘。
いざまな板の上に置くと
なかなかの手強さがありました!(笑)
見た目の強印象•••
ヌルヌルとした肌触り•••
まずは、ウツボと向きあうことにしました(笑)
水から出ても、とにかく生命力が強いウツボは、体からぬめりを出し続けます。
塩でしっかりともみ洗いをしましょう!
ウツボの体の真ん中には、太い背骨!
背中に切り込みを入れて身を開くと、太い背骨が現れるので、刃をゆっくり丁寧に捌くのがポイント。
今回は一部捌きを、キッチンバサミでチャレンジしてみました◎
愛用している木屋のキッチンバサミは、切れ味抜群です!
おまけにまな板を使わないで短時間調理や、釣行の際には持ち出しやすいのも利点です。
ウツボの身は皮目の柄からは想像ができないくらい、真っ白でツヤがあります。
身の中には、2cmくらいの小骨が100本以上並んでいるそうです。
コラーゲンたっぷりの皮、旨味の詰まった頭•••余すところなく食べられます。
熱を加えると、しっとりしたウナギや鶏のささみのような食感ですよ。
ウツボにオススメ柑橘「直七」とは?
すだちの希少品種で、「幻の柑橘」と呼ばれています!主に高知県で栽培、10月が収穫時期です。
果汁はジューシー、酸味は控えめでまろやか、香りが良くてさっぱりとした味わいですよ。
コラーゲンたっぷりのウツボとも、この酸味と香りが相性抜群です。
魚なるほど知識
海のギャング「ウツボ」とは?
鋭い歯、とがった口、皮の模様が印象的。
ウツボの知恵袋
・タンパク質・鉄分・コラーゲン等を豊富に含んで栄養価が高いので、女性へオススメです!
・視力改善へ有効!疲れ目の貴方へ。
・滋養強壮にいい♪疲労回復を望めますね。
足がないから無足類
ウツボ・・・無足類。すべて腹びれがない
ウナギ、アナゴ、ハモ・・・ひれはすべてある
ウミヘビ・・・魚類。尾びれがない
・参考文献
いつから食べられていたの?
実は古代ローマの壁画にも描かれているウツボ。実は南仏の高級食材でもあります!
皮が黄色い方がおいしいと言われています。
この柄がおいしい証拠です。
以上、三浦で獲れたウツボのたたきでした。
見た目は不気味ですが、ウナギの仲間でおいしく食べられますので、
ぜひチャレンジしてみてください。
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