ボラ。なんとも珍しいスペシャルゲストの登場です。
特大メバル狙いの最中に釣れたボラ。
白銀の綺麗な個体。
一般的にクセのある魚と言われることも多いですが、
川で釣れるボラと違い、綺麗な磯で釣れる個体は臭みは全く無し。
そんな今回のボラ、
どんな料理が向いているのだろうか…
色々と考えてみた結果、次の2つのレシピに決まりました。
1つ目は、青魚に近いような感じもするので、
生姜醤油で漬けた「竜田揚げ」
そして2つ目は、せっかくなので、生で食べる「カルパッチョ」
釣れた場所の環境が良く、
さらに鮮度の良い個体でしか味わえません。
今回はソースにも、簡単にひと工夫。
2つの「ネギ」を使ってみました。
まずは、台所には必ずと言っていいぐらいある「長葱」。
そして、春の美味しい季節の野菜「新玉葱」。
日本人って特に、ネギ好きの人が多いですよね。
お魚料理に役立つソースにもなりますので、必見です。
それでは早速、調理開始!
cook!ngお手軽度 ★★★★☆
ボラの竜田揚げネギソース
材料
- ボラ 100g
- 藻塩 1g
- 生姜 2かけ
- ニンニク 1かけ
- 醤油 大さじ1
- 料理酒 大さじ3
- 薄力粉か片栗粉 大さじ3
- 揚げ油 適宜
<ネギソース>
- 長葱 30g
- 生姜 5g
- きび砂糖 大さじ1
- 穀物酢 大さじ3
- 醤油 大さじ1
- えごま油 小さじ1
作り方
①ボラの鱗を取り水洗いをする。三枚おろしにして、切身にする。
細かい鱗がついているので、鱗落としを使うときれいに取れます。
②ボウルに①を入れて藻塩をまぶし、おろし生姜・粗微塵切りのニンニク・料理酒・醤油を入れて約10分漬ける。
漬け込みしたボラを焼いても美味しいですよ!
調味料・生姜・ニンニクで、下味をつけると揚げた時に風味が良くなります。
③ビニール袋に薄力粉(又は片栗粉)・②を入れて、空気を抱き込んで上下に振って粉を付ける。
とっち流粉付け方法です。余分な粉も付かず、手も汚れない。
④③を油(180℃・分量外)で、約3分揚げる。
見ての通り油の量は少なめでOKです、揚げ焼きで充分です。
⑤<ネギソース>を作る。長葱を蛇腹切りにする。
美味しさのひと工夫!長葱の蛇腹切り
まず上部を細かめの斜め切りにします。中心までは、包丁は入れないでくださいね!
長葱をひっくり返して、反対の面も細かめの斜め切りにします。
端から、微塵切りにして蛇腹切りの出来上がり!
この蛇腹切りは、小口切りや細かい微塵切りよりもオススメの切り方です。
食感も良くて、調味料に馴染みやすいです。
⑥ボウルに微塵の生姜とニンニク・きび砂糖・穀物酢・醤油・えごま油を入れて良く混ぜる。最後に⑤を入れて軽く混ぜる。
できるだけ、生姜とニンニクは細かめに切ってください。
えごま油は健康的な油
えごま(荏胡麻)は東アジア原産のシソ科の植物です。
ごまという名前があるが胡麻の仲間ではなく、香味野菜のシソの同種です。
えごまの葉はシソの葉によく似た形をしています。食用として用いられます。
種は絞られえごま油になります。
ほぼ無臭で、クセが少なくサラリとした油です。生食で食べるのがオススメです。
魚の油やえごま油などは「オメガ3脂肪酸」が多いグループです。
オメガ3脂肪酸は、
食品から摂取する必要があるため「必須脂肪酸」と呼ばれる、大事な栄養素です。
αリノレン酸が多く含まれており、
スムーズな血液の循環に働きかける「エイコサペンタエン酸(EPA)」や、
健やかな脳神経の働きをサポートする「ドコサヘキサエン酸(DHA)」に体内で変化します。
ダイエットが期待できる!
脳を活性化させ、酸化ストレスから神経組織を保護する。
不安症状が軽減される
⑦皿に⑥の半分量のソースを敷き、揚げたボラを盛る。これをもう一度繰り返す。
交互に重ね盛り付けると味も馴染みやすく、
立体感が出るので見た目も綺麗です。
完成です!ネギがたっぷりのソースです。揚げたてはもちろん、冷やしても美味しいです。
とっちの美味しいレビュー
ごはんにも、おつまみにもなる魚メニュー
みんなが大好き香味野菜「長葱」
蛇腹切り、重ね盛付けのひと工夫で、美味しさワンランクアップ!
続いてのメニューは、生でボラを味わうカルパッチョです。
cook!ngお手軽度 ★★★☆☆
ボラのオニオンカルパッチョ
材料
- ボラ 80g
- 藻塩 0.5g
<オニオンソース>
- 玉葱 50g
- 穀物酢 大さじ4
- きび砂糖 大さじ1
- マスタード 大さじ1/2
- グレープシードルオイル 大さじ2
- 黒胡椒、ディル 少々
- 湘南ゴールド(なければ、レモンやライム) 適宜
作り方
① ボラを三枚におろし皮を取り、薄切りにする。バットに藻塩を振りボラを置き、上からも藻塩を振る。
藻塩を振るのは、魚の水分を脱水させるためです。
②①を冷蔵庫で約30分冷やす。
脱水させると魚の余分な水分が抜けて、身もふっくらしまります。
③<オニオンソースを作る>ボウルに穀物酢・砂糖・マスタードの順に入れ混ぜる。ここに、微塵切りの玉葱・グレープシードルオイルを入れて混ぜる。
④②に③の<オニオンソース>をかける。黒胡椒を振り、ディルを飾り皿に盛り付ける。
白ワインと相性が良い、ボラのオニオンカルパッチョです!
もし手に入りましたら、湘南ゴールドを絞ってお召し上がりください。
湘南ゴールドは爽やか香りで、酸味と甘味がとってもバランスが良い柑橘です。
湘南ゴールドのメニューはこちらでもご紹介しています。
とっちの美味しいレビュー
①旬野菜で楽しむカルパッチョ
②下処理にひと工夫で、美味しさ倍増!
③見た目も華やか、ワインとマリアージュメニュー
今回の使用キッチン道具
・柳宗理 ステンレスボールアンドパンチングストレーナー
丈夫で長く使える!お料理時間が快適になります。
・木屋 包丁
おまけ
釣行のもう一つの楽しみは、BBQ。
湯を沸かしてコーヒーやハーブティーを飲んでリラックス。
その土地の野菜や特産物、即席ラーメンを食べたりしています。
そんな時に万能な、CRAFT GRILL。
使い切りで資源にやさしいECOな道具です。
しかも、おしゃれ。
最終的には土に還る、
ダンボール、竹炭、火山石、竹など、すべて天然の素材でできていて、使い捨てできます。
スペシャルゲスト「ボラ」を美味しく食べるメニュー2点のご紹介でした!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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